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お口のケアやっていますか?? ガムや硬いものをかませても歯周病は防げません!



歯の病気を防ぎましょう
〜麻酔下での歯科処置例〜

歯周病とは? 歯垢中の細菌により歯肉のみでなく歯周組織(セメント質・歯根膜・歯槽骨)にまで炎症が引き起こされる感染症。3歳以上の犬猫の80%見られると言われております

   
唾液1lm中には1億個の細菌がいると言われておりますが、歯垢1g中には1000億の細菌存在
赤い矢印の隙間にある歯垢を顕微鏡で見たのが下の図。無数の細菌が観察できます。細菌の繁殖により口臭が発生します。歯垢をブラッシングで除去後の写真が緑の矢印です。少し隙間ができます。
歯周ポケット内で歯周病を起こす細菌は嫌気性菌と言って酸素を嫌がる細菌です。

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歯を磨くと歯垢が除去されるので歯石と歯肉の間に隙間ができます(緑の矢印)
この子はかなり歯石が付いておりまずは麻酔下での歯石除去が必要です

POST2

除去した歯垢を顕微鏡で見てみると・・・・。

歯垢

無数の細菌が観察できます。これらが歯周病を起こす嫌気性菌と言われておりブラッシングにより物理的に除去する必要があります



<歯周病の進行>
歯垢・歯石が蓄積し歯と歯肉の間の歯肉溝に炎症が起こる→→→歯肉炎
さらに歯肉溝で細菌増殖し歯肉以外の歯周組織への炎症の波及→歯周病

歯垢は毎日はに付着します。わんちゃんの唾液中のカルシウムやリンを取り込んで歯石になります。わんちゃんの唾液はアルカリ性で歯垢が歯石になるスピードが早く、人の約5倍のスピードで歯垢が石灰化し、3〜5日ほどで歯石が作られると言われております。一度歯石になってしまいますとブラッシングだけでは除去できず、麻酔下での処置が必要となります。


<歯周病の悪化>
口鼻瘻管、眼窩膿瘍、下顎病的骨折などを起こす。全身にも歯周病菌が血流に乗り運ばれ心臓病、肝臓病、腎臓病などを引き起こすと言われております。

<麻酔下での歯石除去について>
思考と歯石の除去は必ず麻酔下で行います。一番重要なのは歯と歯の隙間や歯肉溝の中までしっかりと行う必要があります。見える歯石よりもこの歯周ポケット内にある細菌、歯垢、歯石をしっかりケアするのが歯周病治療です。あくまでも歯周病は歯ではなく歯の周りが壊れる病気なのです。
歯科予防処置とは?
歯肉炎や中程度の歯周炎を起こしている歯や歯周組織に対して、歯石・歯垢を除去して炎症を抑え、歯周組織を維持回復し歯の喪失を防ぐためのケアです
歯垢が石灰化した歯石は生きた細菌を含みませんが、歯の表面が凸凹のためより歯垢が付着しやすい環境になります。歯周病の進行を防ぐためにもスケーリングと言って歯の表面に付着している歯石を除去し、ルートプレーニングと言って歯肉縁下の歯石や刺激物を取り除き根面を滑沢する必要があります。
<ケア前>               

スケーリング前



<ケア後>

スケーリング後

  

こうやって綺麗になったらゴールではなくブラッシングにより維持をしていきます

歯周病を食い止めるためには?→→→ブラッシングが必要です
ブラッシングをする理由は3つあります
1、歯周ポケット内の歯垢・細菌を物理的に除去する
2、歯周ポケットに酸素を入れる→歯周病金である嫌気性菌は酸素がある環境を嫌います
3、歯周ポケットに薬を届ける→歯磨きペースト中の成分によって細菌をやっつけるため

ますはブラッシングをしましょう!
なかなかいきなり歯ブラシをつかて歯磨きは難しいかもしれません。口を触るところからスタートして徐々に慣れたらガーゼで拭き、歯ブラシを口に入れる練習を経てからブラッシングと根気のいるケアが必要な場合が多いです。まずは一緒に歯のケアを始めてみませんか?
プロフィール

みんなのどうぶつ病院

Author:みんなのどうぶつ病院
香川県坂出市にあるどうぶつ病院です。2016年1月1日より先代より稲田どうぶつを引き継ぎました。病院に関わる獣医師、どうぶつ看護などスタッフや、飼い主様、どうぶつ達そして地域の方々すべてのみんなが笑顔になれるようなどうぶつ病院を目指しております。
 当ブログを通じて多くの情報提供していけたらと考えております。休診のお知らせなど来院させる前に診察状況をご確認の上ご来院ください。

どうぶつ達に優しい医療を目指し、どうぶつ達とそのご家族方の苦痛と不安を取り除くことを理念にしております。みんなが笑顔になれる病院を目指しておりますので、何かお困りの事や疑問点、そして治療の内容やお薬の事など何かわからない事がりましたら是非病院にて声をかけてくださいね!

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