バベシア症にご注意! この時期は幼ダニの活動が活発になる時期です

先日なんだか元気が最近がイマイチとのことで来院されました
病院内では元気いっぱいの様子で身体検査では特に大きな問題がありませんでしたので1日だけ経過を見ました

次の日も元気はありましたが念のために血液検査をしてみると極めて軽度な貧血とCRP(C反応性タンパク質)のみの上昇が認められました。

血液塗抹標本という血液の形態を検査してみると赤血球中にある物体(赤い矢印)が数個認められました

あああ 002


これはバベシア原虫で、ダニの吸血により媒介されます

このブログでも何度も取り上げた香川県では極めてよくみる病気です

http://inadavet.blog.fc2.com/blog-entry-589.html

最近ではSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という恐ろしい人に感染する病気も愛玩動物からの感染例などが報告されてます

http://inadavet.blog.fc2.com/blog-entry-616.html

バベシア症の主な症状
元気消失・食欲不振・黄疸・発熱などがお家では見られます

病院で見られる症状は
1、貧血
2、黄疸
3、発熱
4、脾腫(脾臓が腫れて大きくなること)
5、血小板減少
6、CRPの増加
7、赤血球のバベシア原虫確認
8、PCRにてバベシア原虫の遺伝子検出→もっとも確実な診断方法です

病気については
https://www.bayer-pet.jp/pet/library/disease/babesiosis.html (バイエル社ホームページ)

詳しい治療内容については
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06804/c1.pdf (日本獣医師会ホームページ)

をご覧ください

毎月ノミ・ダニ予防をしっかりすればほぼ予防できる病気です
このバベシア症に一回感染すると完全に原虫を体内から排除することは不可能と言われており、再発、治療薬の耐性も問題となります

ノミ・ダニ予防薬には
スポットオン製剤(首の後ろに滴下するタイプ)
経口投与製剤(飲むタイプ)
経口投与剤には薬剤持続が1ヶ月のものと3ヶ月のもの、フィラリア予防薬との合剤など、様々な選択肢がございます

しっかり予防して楽しくお散歩しましょう!

寝坊した朝に朝刊を読んでちょっとびっくりの記事が

今日はちょっと起きるのが遅くなってしまい子供達に代わってゆっちゃんのお散歩当番でした

ここ数日とても秋らしくない暑い日が続き朝から気温が上がっておりました

週末にかけて天気が悪くなりそうなので練習予定を考えないといけません



さて今日の新聞からです

朝からとてもショッキングな話題がありました
愛犬からのSFTS感染が徳島であったとの話です




厚生労働省のホームページです
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html

そこに獣医師向けの記載がありました

問36 ネコやイヌでどのような来歴・症状などがあれば、SFTSウイルス感染を疑うのですか。また確定診断はどのように行うのですか。

答  ネコやイヌの症例数が少ないため、明確な基準はありませんが、これまでの知見から、発熱(39℃以上)、白血球減少症(5000/ mm3以下)、血小板減少症(10万/ mm3以下)、食欲消失等の症状が認められ、さらに入院を要するほど重症(自力採餌困難等)で、かつ既存の細菌・原虫・ウイルス(パルボウイルスなど)の感染が否定された場合には、SFTSが疑われます。臨床症状や血液検査等だけではSFTSの確定診断はできませんので、ウイルス学的検査を実施することが必要です。急性期には、血清、口腔・肛門拭い液からウイルス遺伝子の検出を行い、回復期には抗体検査を行います。

僕たちの防衛手段としたらダニ予防をしっかりするぐらいしかありません
気温が一定しないこの時期体調を崩しやすい時期でもあります

気になる体調の変化がありましたら早めの受診をお勧めします


<診察時間変更のお知らせ>

10月14日(土)は都合により診察終了時刻を17時とさせていただきます(最終受付16時30分)
大変ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承ください

10月25日(水)は佐藤先生が学会参加のため診察終了時刻を17時までとさせていただきます。25日(水)、26日(木)両日とも佐藤先生の診察は休診となりみどり先生のみの診察となります。大変ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承ください。

野良猫からの感染? 50代の女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)感染し死亡 感染ルートに問題点が・・・・。


今日の新聞にショッキングな記事が載っていました



重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染した西日本在住の50代の女性が死亡したとの記事でした
この病気はダニの吸血により感染が成立しますが、しかし今回は痩せて体調の悪い野良猫を保護しようとした際に噛まれ、それによって感染、発症、死亡したと報告されました

病気の詳細につきましてはこちらをご確認ください
厚生労働省ホームページ
「重症熱性血小板減少症候群に関するQ&A]
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html

一般的にはこの病気はダニの吸血により感染が成立すると言われております
しかしウイルスを保有している動物からも感染する可能性があるとは今まで言われていましたが、今回が本当に猫からの感染からならば初めてダニ以外の感染で死亡したことになります

感染環

ウイルスを保有する野生動物を吸血したダニが伴侶動物の犬・猫などを吸血することにより容易に家庭内に病気が侵入可能となります

獣医療における感染症分野の第一人者である山口大学の前田先生のレポートです

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1602_01.pdf

ここで使用している図はすべてこのレポートから引用させていただいております

このレポートを読んでもらうと分かりますが四国での発生が非常に多く特に徳島、高知が死亡者数が多くなっています

発生地区別

(このレポートが出た時には香川県での死亡例がありませんでした)

流行地の野生動物の抗体検査では抗体陽性率(昔このウイルスにかかったことがある動物)が多くなっており、一頭の陽性動物に多くのダニが寄生することによってさらなる感染の危険が増えております
そして年々その陽性率も増えております

アライグマの感染数推移


それと今年になって山口大学のこのグループが飼い猫からのウイルス分離も行っており、より一層感染の機会が増えてきております

発症時期は夏場に多いと報告されております

月数患者数

これは初夏から夏にかけてが一番吸血する時期に当たり、秋の産卵に向けてダニが活発に活動をしているためなのでこの時期に患者数が増加します

ライフサイクル

吸血に1週間はかかると言われております
どうしても被毛が濃いので発見することが難しいことが多いと言われております

家庭内にこのウイルスを持ち込ませないためにはわんちゃんやねこちゃんにもダニ予防をしっかりすることです

ダニ予防をしっかりすると万が一ダニが吸血してもすぐに脱落すると言われております
わんちゃんでは「バベシア症」も香川県は濃厚汚染地区なのでお外に行く子はすべて予防が必要です

野良猫からのウイルス分離ができたのかどうか不明ですが伴侶動物からの感染を注意しなければいけないと思います



<診察終了時刻変更のお知らせ>
7月31日(月)は都合により診察終了を18時とさせていただきます。大変ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承ください




7月になったら急に暑くなってきたので熱中症に要注意です!

一年の半分が終わり7月になりました
あっという間にって感じですが、暑さが本格的になりました

今日のお昼のニュースでも熱中症で緊急搬送された方が7月になり急増しているとのことでした
暑い時間帯には決して人もどうぶつ達も無理は禁物です

病院内にも熱中症対策の掲示物と啓蒙用資料を配布を始めました







こちらは配布用資料です

アニコムホールディングスの「STOP熱中症プロジェクト」の資料を使っております

http://www.anicom.co.jp/stopheatstroke/

わんちゃん向けの情報がいろいろありますので是非参考にしてください!

熱中症注意!12

熱中症注意!22


昨日はPTAのソフトバレーの大会に参加してきました
体育館の中は気をつけないと本当に熱中症になってしまいそうなほど暑くなっておりました

終わった後にちょっとだけゆっけを海に連れて行きました
海で泳いだ後にシャンプーをするのですがホースから出る水で遊んでいた時にお水をたくさん飲んむので大抵次の日にはウンチが柔らかくなります。でも柔らかいのは朝だけでお昼過ぎからは正常便になりました

これだけ暑いのでゆっちゃんもクーラーのお部屋にいるんですが外に遊びに行けない分悪いことをして怒られるゆっちゃんです(笑)




診察時間変更のお知らせ

7月8日(土)は都合により診察終了時刻を18時までとさせていただきます。大変ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承ください

佐藤先生休診のお知らせ

7月8日(土)は都合により午後より佐藤先生の診察は休診となります。午後はみどり先生のみの診察で診察終了時刻を18時とさせていただきます。大変ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承ください

診察時間変更のお知らせ
7月31日(月)は都合により診察終了時刻を18時とさせていただきます。大変ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承ください。

ワクチン接種はお済みでしょうか??

昨日から天気が悪くあいにくの雨模様
予想以上に雨が降りましたが今日のは回復するみたいです

先日用事があり、みどり先生が中讃保健所に行ってきました
保健所の獣医師によると収容動物の多くがパルボウイルスという感染症にかかっている子が最近増えていると聞きました。
僕が獣医師になった頃には多くのワンちゃん達が苦しんできた病気ですが最近ではまず診なくなってきました。

でも最近捕獲・保護されるこの間では多くなっており感染の拡大が危惧されております

わんちゃんも猫ちゃんも毎年一度のワクチン接種が推奨されております
しっかり接種して病気を防ぎましょう

もちろんノミ・ダニ・フィラリア予防も欠かせません!

お散歩がとっても楽しみにしているワンちゃんと病気予防もしっかりして出かけましょう
プロフィール

みんなのどうぶつ病院

Author:みんなのどうぶつ病院
香川県坂出市にあるどうぶつ病院です。2016年1月1日より先代より稲田どうぶつを引き継ぎました。病院に関わる獣医師、どうぶつ看護などスタッフや、飼い主様、どうぶつ達そして地域の方々すべてのみんなが笑顔になれるようなどうぶつ病院を目指しております。
 当ブログを通じて多くの情報提供していけたらと考えております。休診のお知らせなど来院させる前に診察状況をご確認の上ご来院ください。

どうぶつ達に優しい医療を目指し、どうぶつ達とそのご家族方の苦痛と不安を取り除くことを理念にしております。みんなが笑顔になれる病院を目指しておりますので、何かお困りの事や疑問点、そして治療の内容やお薬の事など何かわからない事がりましたら是非病院にて声をかけてくださいね!

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